続かないひとのブログ

ブログ始めました!(6回目)

UI/UX講師の失敗作から考える

昨年までバズっていたUI/UX。
その流行を学ぼうと昨年とある会社が開催したUI/UXセミナーを受講しました。
とてもわかりやすく、内容もしっかりしていて
きっとこんな優秀な講師がいる会社はいいものを作るんだろうな…と思いました。

最近その会社が管理系のウェブアプリをリリースしたので、良さそうであれば社内で導入しようと期待をふくらませて使用してみました。

ところが…

期待に反してそのアプリの使い勝手の悪いこと……!
思ったような動作をしてくれない、登録したのにされていない…などなど問題点が目につきすぐに使用をやめました。

そして、ふたたびその会社は私にひどい体験を提供してくださいました。

その会社は、ログインすると詳細が見れる情報発信系のサイトを運営しています。
気になる情報があり、続きを見たくログインを試みたのですが……何度ログインしても入れない…。入ったようで入っていない…
永久にログインできないループの謎現象……。

…この会社の製品なんて二度と使うかー!
良くない体験をするとそういう気持ちになるもんだな…と実感しました。

しかし、あのセミナーで「僕等はUI/UXのスペシャリストです!」的な印象をもたせたにも関わらず
なぜこんな事態になっているのか気になります。
…あの優秀そうな講師さんは一体なんだったのだろう…
と、その講師に何が起きたのか思いを馳せてみました。

会社の体制の問題

どんなに優秀なメンバーがいても、体制に問題があると充分に能力を発揮できません。
PMがアレだったり、ポジションに問題があったり…。
その講師がクオリティーを管理していなかった、辞めちゃった、とか。

評論家≠クリエータ

どんなにその技術の知識が豊富で、論理的にその技術のことを分析し説明することができても
作るのとは全く別、ということ。あたりまえだけど。
映画評論家だからといって、いい映画が作れるわけではありません。
もしみんなが認めるような評論家が制作したものであれば、なにかがおかしかったとしても口を出しづらいでしょう。
体制の問題でもありますね…。

バズワードに乗っかってる人はだいたいニワ(ry..

最近バズワードが目につくようになりました。
何かがバズるとそれに乗っかってすごいもりあげる人が出てきます。
(で、ずっとそれを追っていた人からバッサリ斬られるという…。
なんだか上っ面だけなぞった感が否めないんですよね…
いや、いいんですけどね…。流行があると、ほら、お金かせげるじゃん。
流れにかっこいい横文字でネーミングしたら売れそうじゃん…おい)
肩書は「名乗ったもん勝ち」みたいなところがあるし、
情報を集めて本を何冊か読めば詳しくはなれます。
だけど、そういうのは単なる知識でしかないと思います。
どれだけ実践を積んできたかが重要なんだと思います。

バズワードに乗っかった教育ビジネス

技術が新しく出たり再注目されたりと流行すると、エバンジェリストなる賢そうな方たちが
お勉強が出来ないわたしたちにセミナーを開いてくださいます。
“流行についていかないと食いっぱぐれる”という強迫観念がWeb業界に蔓延しているので(嘘です)
みんなこぞってエバンジェリストのセミナーに参加し、本を買います。
エバンジェリストになれば会社や個人の名前を売れるし、お金になります。
それが悪いと言うわけじゃないですが、
教育用に特化した講師であれば実践が伴ってない場合があると思います。

あの講師も経験をためている最中なのかもしれません。