著名人や上司の言葉で自分の人生を見失わないように
中年ともなると、自分にも相方にも
いつ何がおこってもおかしくないと思うようになります。
そうすると、残された人生があとどれだけあるかわからないけど
なにをすべきなのか、何を優先させたいかを考えるようになります。
(とくに大層な仕事ももしてないし能力もないので、まぁ、暇なんですね。)
一般社会の中で生活していると、
夢がどうとか成功がどうとか
お金持ちになるためにだとか成長しようとか
普通の人ならそうありたいはずだよね、みたいな洗脳状態になりがちです。
仕事が忙しいと、より洗脳状態が強くなって
上司に素直に従う奴隷のような人が増えていきます。
自分もそうでしたが、
自分で決めない:責任は自分にない
現状維持:思考停止
が楽だったからというのもあります。
でも、ふと我に返って考えてみると
一般社会で聞こえてくる言葉に疑問を抱くことが多いです。
「こんな人は成功しない」と言われても、
そいつの言う成功ってどういう状態なのか曖昧だし
何をもって成功なのか人によって違い、そもそも成功しなければいけないわけではない。
「当事者意識が足りない」といわれても、
人を使いたい立場の人間の都合のいい言葉でしかないし
当事者になるつもりがないと見えるのは、その人はそこに重点を置いてないだけのこと。
それぞれに都合がある。
だけど馬鹿な自分はずっと洗脳状態のまま生きてきました。
それが正しい道なんだな、そうあるべきなんだな、と信じこんで
「好きな仕事で技術を高めていって成功してお金持ちになりたい!」
という、頭悪そうな幻想にとらわれていました。
そうして、ことあるごとに「仕事が忙しくてなかなか」を理由に、
大事なことを疎かにしていました。
今思えば大事なこと、なのですがその時はそうではなかった。
本当に大事なことなら優先するはずです。
よく聞く言葉なので気をつけて欲しいのですが
仕事が忙しくてゴハン作れない=テメエの健康より仕事が大事じゃボケ
仕事が忙しくて行けない=そんなつまらんことより仕事のほうが楽しいわボケ
なので、仕事を理由になにか言われたとき
間違っても「仕事だから仕方ない」なんて思考停止しないでください。
優先することがあれば仕事なんてなんとでもなるはずなので。
自分は、いい歳になってようやく今の技術も仕事も体力もずっと続かないことに気づき、幻想が冷めました。
他人のことは一切考えず、自分にとって大事なこと、死ぬまでにやっておくべきことを考えました。
それがうまくいくかどうかはわからないですが
何よりも優先して進める大事なことです。
そのためにとった行動が他人に理解されなくてもいいと思っています。
あとで不安になったとき、忘れないように。